-「ベストは無いが、ベターはある」
多くの企業で試行錯誤するこの課題への新しい実践書-
発刊予定 2009年8月末日
体 裁 B5判 約250頁(上製本)
定 価 94,500円(税込)
荒波に揉まれた不屈の研究開発マネージャー達が
「七転八起」の末に辿りついた実践ノウハウが満載
★次代の鍵を握る、力強い研究開発テーマの発掘法
偉大な発見は日々の小さな「タネ」を重ね続けたその先に見つかる
「似て非なるもの」から本質を探し出すその決め手
優れた業績はテーマ発掘のその仕掛けにあった!
★発見の芽を“選定と評価”から事業へと結実させる育て方
勝てる企業に共通する「優先順位」と「重要度」の決め方
充分な判断材料のない中で何を拠り所として芽となるテーマを評価するのか
試行錯誤を繰り返した先に築き上げた仕組みとは
★決断の場で迷わない、「攻め」と「引き」のルールとは
「このまま行くべきか、退くべきか・・・」
混沌とした状況を断ち切る、中止/撤退の明確な判断基準
優れた研究開発マネージャーは何をどのように分析して判断を下すのか
★市場の底を見抜く、強い組織の仕組みづくり
「乗るか反るか」の大勝負、判断一つで未来が変わる
決定事項への順応、適応で常に将来を見つめる強さ
“変わる、しかし揺るがない”その仕組みの裏には何があるのか
★研究者の“落胆”“憤り”“喪失感”を最小限に留める「撤退術」
担当者の熱意や未練に振り回されては先へ進めない!
復活のチャンスを与えてモチベーションアップを図る
研究者の心と鼓動を束ねる最適な説得術とフォローとは
★“過去の遺物”で終らせない、中止/撤退技術の活かし方
研究者が熱い情熱を注いできた研究テーマの中止/撤退
失敗のままで終らせては真のチャンスを見失ってしまう
死に場所に活路を開く!未来を見据えた管理と活用の秘策を紐解く
★“目利きリーダー”が教示する《成功》と《失敗回避》の法則
研究開発テーマに生命を吹き込んだ“真の目利き力”とは何か?
理論や理屈ではない、自らの経験が導き出したノウハウを伝授
明日の勝者の条件がここに明らかになる
★突破力!研究開発の壁はこうして破れ
今だから言える、タテマエ抜きの「中止/撤退克服法」
逆境でも決して諦めず失敗を強みに変える
悩ましい状況下で決断を実行してきた英断者の苦悩に学ぶ!
『人を伸ばす、動かす、やる気にさせる』
そんな組織を支える賢智の視点がここに集結
住友化学(株) 理事 樹脂開発センター所長 兼 樹脂開発センター所長 今井 昭夫
技術経営研究所 代表取締役 宮 正義
公立大学法人 滋賀県立大学 地域産学連携センター 教授 安田 昌司
(株)三菱化学科学技術研究センター 合成技術研究所 所長 瀬戸山 亨
凸版印刷(株) 製造・技術・研究本部 モノつくりセンター 生産システム研究所 所長 牛田 弘
東レ(株) 研究・開発企画部・主幹 兼 IR室(本社)・主幹 松田 良夫
ヤンセンファーマ(株) 執行役員 医薬開発本部 本部長 川口 正人
コニカミノルタホールディングス(株) 技術戦略部 部長 島田 文生
日本合成化学工業(株) 取締役 研究開発本部長 小田 通郎
日立マクセル(株) 開発本部 企画部 部長 松沼 悟
沖電気工業(株) 経営企画部 上席主幹 杉尾 俊之
テルモ(株) 研究開発センター 開発企画部 主任部員 清水 正樹
日揮触媒化成(株) 代表取締役社長 小松 通郎
(株)三菱ケミカルホールディングス 代表取締役社長 小林 喜光
旭化成イーマテリアルズ(株) 執行役員 新事業開発総部長 外村 正一郎
(株)ロッテ 執行役員 中央研究所 所長 鈴木 義久
(株)ENEOSセルテック 常務取締役 横浜開発センター長 池松 正樹
協和発酵キリン(株) フロンティア研究所 所長 石田 功
パナソニック(株) 本社R&D部門 理事 技監 大嶋 光昭
花王(株) ヘルスケア食品研究所 第3研究室 室長 小御門 雅典
ソニー(株) 社友 西 美緒
味の素(株) ライフサイエンス研究所 上席理事 鳥居 邦夫
日立マクセル(株) 開発本部 基盤技術開発センター センター長 大門 英夫
≪目次≫
第1章 これからの研究開発テーマの発掘・選定とその決め手
~目利きのリーダーに学ぶ新しい条件~
第1節 変化の時代における研究開発テーマの発掘・評価・選定法
~予測困難な環境下に求められる研究開発マネージャーの視点~
■住友化学(株) 今井昭夫
1. 企業経営理念・事業経営戦略の今日的理解の重要性
1.1 企業の経営理念と研究開発テーマの発掘
1.2 事業経営戦略と研究開発テーマの発掘・評価
2. 市場情報の収集・解析と新製品の概念の規定
2.1 市場情報の収集・解析
2.2 新製品の概念の設定
3. 研究開発テーマの評価と選定
3.1 研究開発テーマ構想
3.2 研究開発テーマの評価と選定
3.3 研究開発テーマと事業性の評価
第2節 画期的新製品・新技術を生み出す研究開発テーマの発掘・評価・選定法
■立命館大学大学院 宮正義
1. 研究開発組織の風土
2. 研究開発テーマの発掘
3. 研究開発テーマの評価・選定方法
3.1 探索~研究初期段階のテーマ評価・選定
3.1.1 リアルオプション推論による「STAR」の概要
3.1.2 STAR の質問項目の削減
3.1.3 研究テーマ評価シートの約20社での試用、及び改良版
3.2 研究開発段階のテーマ評価・選定
3.2.1 NPV(正味現在価値)法による評価
3.2.2 開発段階でのプレマーケティングの重要性
3.3 新規事業の投資決定段階での評価・選定
第3節 エレクトロニクス業界における研究テーマの発掘・評価
■滋賀県立大学 安田昌司
1. エレクトロニクス業界の特徴
2. 研究テーマの発掘・評価の基準
3. 経営環境と研究開発戦略の変化
3.1 第一期における研究開発テーマの発掘・評価
3.2 第二期における研究開発テーマの発掘・評価
3.3 第二期における研究開発の二次的効果
3.4 第三期における研究開発テーマの発掘・評価
4. 最近の研究テーマの発掘・評価の方法(1)
5. 具体的な研究テーマ発掘・評価の事例
6. 最近の研究テーマの発掘・評価の方法(2)
7. 今後の対応
8. まとめ
第4節 研究開発テーマの評価と中止/撤退の見極め方
■(株)三菱化学科学技術研究センター 瀬戸山亨
・はじめに
・基礎研究段階
・開発基礎基礎段階
・開発・工業化段階
・移行段階の適材配置
第2章 先行企業の事例にみる研究開発テーマの明確な判断基準
~その探し方、選び方と評価の仕方~
第1節 凸版印刷における集中と選択における研究開発テーマの継続判断
■凸版印刷(株) 牛田弘
1. 研究開発テーマの発掘
2. 研究開発テーマの選定
3. 研究開発テーマにおける意思決定
4. テーマの評価と中止撤退の判断
5. 研究開発テーマの進捗管理
6. 中止撤退の判断基準とそのタイミング
7. 中止撤退を行うその仕組み
第2節 東レにおけるテーマの評価と中止撤退の判断・見極め方
■東レ(株) 松田良夫
1. 会社概要
1.1 東レはグローバルな総合化学企業グループ
1.2 東レグループの経営改革
2. 研究・開発体制
2.1 技術センター
2.2 研究本部
3. 研究・開発戦略
3.1 東レのコア技術
3.2 プロジェクト“エコチャレンジ”
3.3 東レの研究・開発の特長
4. 研究・開発テーマの発掘
4.1 さまざまなテーマ創出活動
4.2 スタープロジェクト
5. 研究・開発テーマのマネジメント
5.1 ひとかたまりの研究・開発マネージメント
5.2 研究・開発のスピードアップ
5.2.1 東レ版ステージゲートシステム“PASS”
5.2.2 APEX
5.2.3 事業化推進プロジェクト
第3節 医薬品研究開発の戦略 -外資系企業の観点から-
■ヤンセンファーマ(株) 塚本修、川口正人
・製品評価
・ポートフォリオマネジメント
・Project CONCERTO
第4節 コニカミノルタホールディングスにおける
研究開発テーマの評価、その判断基準と仕組み
■コニカミノルタホールディングス(株) 島田文生
1. はじめに
2. コニカミノルタの研究開発体制
3. HDテーマ決定の仕組み
3.1 テーマ進捗評価委員会
3.2 技術評価委員会
4. コニカミノルタのコア技術
5. まとめと今後の課題
5.1 開発のスピードアップと効率化
5.2 グループ内外連携
5.3 外部メンバーによるHDテーマの第三者評価
第5節 日本合成化学工業における
研究開発テーマの評価と中止撤退の判断・見極め方
■日本合成化学工業(株) 小田通郎
1. 研究テーマの位置づけ
2. 研究開発・新商品開発とリスク
3. 研究開発テーマと商品化へのプロセス
4. 研究テーマ評価・手法、基準と判断
4.1 研究開発テーマのプレゼンテーションのポイント
4.2 市場性
5. 上位者側からみた評価・判断
6. まとめ
第6節 日立マクセルにおける研究開発テーマの管理・評価と中止撤退,その後の活用
■日立マクセル(株) 松沼悟
1. 日立マクセルの沿革と研究開発の方向性
1.1 日立マクセルの概要と沿革
1.2 コア技術の深耕と展開
2. 研究開発テーマの管理・評価と課題
2.1 テーマの分類
2.2 ビジネスプロジェクト
2.3 テーマの管理と今後の課題
2.3.1 新規事業向けのテーマをどう評価するか
2.3.2 継続テーマをどう評価するか
2.3.3 ナノテクテーマをどう扱うか
2.3.4 国家プロジェクトをどう扱うか
2.3.5 開発テーマの原価企画
3. 研究開発テーマの中止・撤退とその後の展開
第7節 沖電気における研究開発テーマの評価と中止/撤退の見極め
■沖電気工業(株) 杉尾俊之
1.電気・電子業界における事業環境の変化
1.1 時間、距離、場所の概念を変えたイノベーション
1.2 競争軸の変化としてのパラダイムシフト
1.3 市場環境の変化:消耗戦へ突入
2.研究開発のパラダイムシフト
2.1 研究部門と技術融合部門
2.2 研究開発のパラダイムシフト
3.技術マーケティングとコアテクノロジーの評価
3.1 技術マーケティングとは
3.2 シリアルモデルからパラレルモデルへ
3.3 技術マーケティングの概念モデル
3.4 与件・前提条件、仮説の設定
3.5 ハイプ曲線(hype cycle)
3.6 バックキャスティングによる高い目標設定
3.7 アンゾフの成長ベクトルから技術戦略を導出
3.8 技術アライアンス戦略:自社シーズ先導×顧客ウォンツ探求
3.9 コアテクノロジーの進化/転化の評価
3.9.1 評価の狙い
3.9.2 評価のプロセス
3.9.3 価値の同定と定量化
3.9.4 技術戦略、事業化シナリオの明確化
4.オープンイノベーションと研究開発
4.1 変化するイノベーションの経済
4.2 オープンイノベーションにおける研究開発
4.3 オープンイノベーションを特徴づける事象
4.3.1 Make or Buy
4.3.2 無料公開
4.3.3 イノベーション・コミュニティ
4.4 知識創造から知識結合へ
第8節 テルモにおける研究開発テーマの評価とポートフォリオ・マネジメント
■テルモ(株) 清水正樹
1. 会社概要・事業内容
2. 研究開発センターと主なプロジェクト
3. 医療機器開発の特殊性
4. テーマの評価と優先順位付け
5. NPV、EPVの算出方法
6. 開発プロセスとステージアップ・マネジメント
7. 研究開発テーマのポートフォリオ・マネジメント
8. 研究開発テーマの発掘
9. 研究開発マネジメントのまとめ
第9節 日揮触媒化成における研究開発テーマの評価と中止/撤退の見極め方
■日揮触媒化成(株) 小松通郎
1. はじめに
2. 研究テーマの選定・評価
3. 開発業務
4. 特許化による評価
5. 製造試作
6. 投資判断
7. テーマ中止判断
8. 事業化後の中止判断
9. まとめ
第10節 三菱ケミカルホールディングスグループのR&D戦略
■(株)三菱ケミカルホールディングス 小林喜光
第3章 研究開発テーマの中止/撤退
~その判断基準と研究者へのフォロー・技術の活用~
第1節 研究開発テーマの中止撤退にともなう研究者へのフォロー・処遇の仕方
■旭化成イーマテリアルズ(株) 外村正一郎
1. 研究テーマの中止撤退の判断基準と決定方法
1.1 会社の戦略と研究テーマ
1.2 事業化までにかかる期間の勘案
1.3 競合優位性
1.4 特許
1.5 研究テーマの中断の原因
1.6 研究テーマの中止撤退の判断基準
1.7 研究テーマの中止撤退の決定方法
2. 研究者の評価、処遇と次なる活躍の場の与え方
3. 中止撤退後の技術の管理
4. 研究テーマの管理と運営
4.1 ヒアリング
4.2 テーマの改廃と技術の継承
5. まとめ
第2節 研究開発テーマの中止撤退にともなう研究者へのフォロー・処遇の仕方
■(株)ロッテ 鈴木義久
1. 研究者への説得
2. 研究者の評価、処遇
3. 研究者のモチベーションアップ
4. 中止撤退後の技術管理
第3節 研究開発テーマの中止撤退にともなう研究者へのフォロー・処遇の仕方
■(株)ENEOSセルテック 池松正樹
1. はじめに
2. 研究者への説得
3. 研究者の評価、処遇、フォロー
4. 中止撤退後の技術の管理
5. 研究者のモチベーションアップ
6. 研究者への次なる活躍の場の与え方
第4節 研究開発テーマの中止撤退にともなう研究者へのフォロー・処遇の仕方
■協和発酵キリン(株) 石田功
1. 研究開発の途中で中止撤退となる場合
1.1 研究者が納得した中止撤退をするには
1.2 中止撤退時の研究者の評価、処遇
1.3 中止撤退後のフォロー、モチベーションアップ
1.4 中止撤退後の技術の管理、活用
2. 実用化段階で中止撤退となる場合
2.1 実用化段階での中止撤退判断
2.2 実用化段階での中止撤退判断時の研究員の評価、処遇
2.3 実用化段階での中止撤退後のフォロー、モチベーションアップ
2.4 実用化段階での中止撤退後の技術管理、活用
第4章 成功・失敗事例に学ぶ研究開発マネジメント
~中止/撤退を回避し、新技術を生んだリーダーの秘策~
第1節 手ぶれ補正技術開発にみる中止撤退を乗り越えた研究開発の進め方
■パナソニック(株) 大嶋光昭
1. はじめに
2. 開発経緯
2.1 ジャイロの開発と1度目の中止
2.2 手振れ補正の着想による1度目の復活
2.3 手振れ補正検討プロジェクトの中止
2.4 手振れ補正の実証による2度目の復活
2.5 実験による手振れの定量化
2.6 量産化技術の確立と3度目の中止
2.7 技術売り込みによる3度目の復活
2.8 量産機の開発・事業化とヒット
2.9 その後の展開
3. 成功要因の分析
3.1 先見性の観点から
3.2 継続性の観点から
3.3 企業風土
4. チャンスの掴み方
5. おわりに
第2節 ヘルシア開発にみる研究開発の進め方
■花王(株) 小御門雅典
1. はじめに
2. 花王のヘルスケア食品事業
2.1 健康油『エコナ』の開発
2.2 健康飲料『ヘルシア』の開発
3. 『ヘルシア』における研究開発の進め方
3.1 「知財戦略および特保の取得」
~徹底した差別化,開発リーダーの一言でぶれない商品づくり~
3.2 「飲料品質保証体制の構築」
~部門の壁を越え,全社の力をひとつにして~
第3節 UFO を信じますか?
■ソニー(株) 西美緒
1. はじめに
2. テーマの中止
2.1 上司による中止命令
2.2 自らテーマを潰す
2.3 部下への中止命令
3. おわりに
第4節 グルタミン酸とは何ですか ―安全性問題の解決から有用性の解明―
■味の素(株) 鳥居邦夫
1. 冗談のはじまり
1.1 信じられない研究報告を見た
1.2 脳は血液脳関門で守られている
1.3 脳のグルタミン酸との関係
1.4 うま味調味料との関わり
2. 食塩摂取と高血圧発症
2.1 食塩摂取は何が問題か
2.2 安全性に個人差がある
2.3 グルタミン酸もナトリウム塩
2.4 安全性の立証は科学である
3. うま味は基本味の一つ
3.1 うま味受容体を見つける
3.2 新しい研究手法は新しい有用性の糸口
3.3 うま味は消化によい
4. おいしく食べて健康づくり
4.1 うま味有用性研究の入口が見えた
4.2 生きがいを支えた家族
4.3 うま味を待っている人々が居る
4.4 失敗に学ぶということ
第5節 研究とは、いつも片思い、だからやめられない
■日立マクセル(株) 大門英夫
1. アルマイト磁性膜の研究
2. 高密度磁気記録用FePtナノ粒子の研究
3. 燃料電池用触媒材料の研究
ご入金いただき次第、該当書籍を送付させていただきます。