~画質の高精細化と画像欠陥/定着トラブル対策~
●発 刊 2004年12月16日
●体 裁 B5判 323頁 ●定 価 78,750円(税込)
【執筆者 敬称略】
コニカミノルタビジネステクノロジーズ(株) 伊藤 昇
コニカミノルタビジネステクノロジーズ(株) 服部 好弘
(株)東レリサーチセンター 増田 昭博
(株)東レリサーチセンター 荻野 純一
富士ゼロックス(株) 中山 信行
トッパン・フォームズ(株) 日暮 久乃
花王(株) 丸田 将幸
キヤノン(株) 谷川 耕一
(株)巴川製紙所 青木 信之
オリヱント化学工業(株) 須方 一明
(株)リコー 津布子 一男
(株)リコー 浅見 剛
富士ゼロックス(株) 松村 保雄
富士ゼロックス(株) 野田 明彦
(株)三菱化学科学技術研究センター 根本 明史
東海大学 髙橋 恭介
御国色素(株) 久 英之
(株)巴川製紙所 上山 雅文
三洋化成工業(株) 岩田 将和
NTN(株) 江上 正樹
日本アエロジル(株) 天野 裕貴
日本工業大学 星野 坦之
【 目 次 】
第1章 トナーの高画質化・高機能化(省エネ・カラー定着)と低温定着技術
1節 トナーの現状と問題点
(トナーの分類・特性、粒径、粉体物性、帯電特性、転写特性、定着特性、色特性)
1. トナーの分類
2. トナーの各特性
2.1 トナー粒径 2.2 粉体物性 2.3 帯電特性
2.4 転写特性 2.5 定着特性 2.6 色特性
3. トナーの抱える問題点
2節 現像プロセスの基本モデルとトナーの特性
1.現像プロセスの基本構成と分類
2.現像方程式
3.トナーの帯電と層形成
3.1トナー帯電量の変動 3.2 トナー量とトナー帯電量
4.現像プロセスまたは画像形成装置から見たトナーへの要求特性
3節 2成分トナー
1.トナーの特性
1.1 電子写真プロセスとトナーの関わり 1.2 トナー挙動を決める特性
2.各種特性制御
2.1 帯電性制御 2.2 流動性制御
3.トナーの最近の動向 3.1 重合トナーと粉砕トナーの比較 3.2 粉砕型トナー 3.3 ケミカルトナー
4節-1 現像の機能と要求品質
1.電子写真プロセスにおける現像の機能 1.1 電子写真プロセスの入出力 1.2 現像の理想機能
2. 現像装置の構成とサブ機能
2.1 1成分現像装置の構成 2.2 2成分現像装置の構成
3.現像機能の阻害因子
3.1 非静電的力 3.2 電界の歪曲
4.現像機能と品質の安定性
4.1 トナー帯電量の安定性 4.2 流動性と搬送量の安定性
5. トナーへの要求品質
4節-2 現像条件と画像性能
1. 画質に影響のある主な現像パラメータ
1.1現像電界形成条件 1.2現像剤供給条件 1.3 トナー帯電量
2. 現像に起因する画像欠陥
2.1 濃度異常 2.2 地肌かぶり 2.3 エッジ強調 2.4 かすれ、がさつき 2.5 階調性異常
3.高画質化へのアプローチ
3.1 小径トナーへの対応 3.2 画像安定化制御
5節 電子写真転写プロセスと中抜け現象改善の検討
2. シミュレーション方法
2.1 トナー粒子の運動 2.2 静電力 2.3 機械的接触力
2.4 そのほかの作用力
3.トナー粒子材料特性
3.1 機械特性 3.2 付着特性
4.トナー粒子層の圧縮特性
4.1 実験およびシミュレーション方法 4.2 シミュレーション結果
5.中抜け現象の数値シミュレーション
5.1 シミュレーション方法
5.2 シミュレーション結果
5.2.1 中抜け現象の再現 5.2.2 材料特性の効果 5.2.3 実験検証結果
6節 粉体トナートリボ帯電のメカニズム
1 トナー電荷の測定とそのデータの意味
2 正負トナー帯電サイトの独立性と共存
3 二成分系でのトナー帯電の混合比依存性13)、14)
4 粒子系帯電の面積効果
7節 マイクロカプセルトナー
1. マイクロカプセルトナーの動向
2. 電子写真トナーへマイクロカプセル膜の影響
3. 固体物質へのマイクロカプセル化技術の利用
4.電子写真トナーのマイクロカプセル化
5. マイクロカプセル化した電子写真トナーの複写機への適応
6. マイクロカプセル形状の変化を観察
7. 低温定着トナー材料のマイクロカプセル
8.結論
8節 混練粉砕法によるカラートナーの小粒径化
1.カラートナーの設計1
2.混練粉砕法の特徴
3.トナーの小粒径化の手法
4.カラートナーの小粒径化の効果
9節 低温定着
1. 各種定着プロセス
2. 定着プロセスの基礎
2.1 定着素過程 2.2 定着におけるトラブル
2.3 定着プロセスに関係するトナー物性 2.4 定着トラブルに対するトナー設計およびプロセス設計
3.最近の定着プロセス
3.1 環境対応 3.2 最近の省エネルギー定着技術
10節 カラーIH定着器
1.省エネ定着器の技術的前提:オイルレストナー
2.カラーIH定着器の全体構成
3.超低熱容量の加熱部材:IHスリーブ
4.定着温度制御
5.省エネ性能
11節 環境配慮型トナー ~COC樹脂、非石油系樹脂を応用した環境に優しいトナー~
1.環境負荷物質とトナーの各原材料
2.COC樹脂をメインバインダーとした即時応用可能な安全性の高いトナー
3.生分解性トナーから発展した非石油樹脂トナー
4.将来に向けた環境配慮型トナーの設計
第2章 液体トナーの製法と特長
1.はじめに
2.液体トナーの材料構成
(1)分散媒
(2)着色剤 (a)カーボンブラック (b)補色剤、その他 (c)カラートナー用顔料
(3)樹脂及び電荷制御剤 (a)樹脂 (b)電荷制御剤
3.液体トナーの製造方法
4.液体トナーに要求される特性と評価項目
(1)分散安定性 (2)補給特性 (3)現像特性 (4)定着特性
(5)転写特性 (6)クリーニング性及び再分散性 (7)耐久性
(8)色特性、透明性 (9)安全性
5.液体トナーの応用
(1)オフセット製版用 (2)PPC用 (3)静電記録紙用
(4)デジタル製版印刷用 (5)デジタルカラー印刷用
6.液体トナーの今後の応用
(1)捺染用 (2)液体トナージェット用 (3)ODP用
(4)プリント配線基板用 (5)デジタル・ペーパー用
7.デジタルペーパーに応用する上で必要な機能
(1)分散安定性 (2)高泳動速度 (3)再分散性
(4)耐久性 (5)高コントラスト (6)安全性
8.液体トナーの特許動向
第3章 重合法トナーの特性と製法および特許状況
1節 重合法トナーの特性と製法
1.重合法トナーの実用化状況
2.トナー技術への要求と従来製法トナーの限界
3.重合法トナーのハードウエア設計への影響
4.重合トナー関連特許の状況
5.重合トナープロセスと各製法の特徴
5.1 懸濁重合法3)4) 5.2 乳化重合凝集法5) 5.3 溶解懸濁法6)7)
5.4 エステル伸長重合法8)9)10)
6.富士ゼロックスEAトナー製法とその特徴
6.1 EAトナーの製法11) 6.2 EAトナーの粒度分布と形状の制御12)
6.3 EAトナー構造の設計と帯電特性 6.4 オイルレス定着設計 6.5 EAトナーの画質 6.6 低環境負荷設計
2節 重合法トナーの製法と特性(粉砕分級法との比較)
1.はじめに――重合法トナー、化学製法トナー
2.トナーの製法とその特徴
2.1.粉砕・分級法との比較 2.2.重合法トナーの製法 2.3.懸濁重合法トナー
2.4.乳化重合法(乳化重合会合法)トナー 2.5.溶解懸濁法
3.重合法トナーの特性:粉砕分級法との比較
3.1形状 3.2.表面性 3.3.内部形
3.4.帯電性、現像性、転写性 3.5.耐久性
4.重合法トナーの今後
第4章 トナーの構成と最適材料設計
1節 トナーにおけるカーボンブラックの構造と特性
1.はじめに
2.炭素の中のCB
3.CBの種類
3.1 分類 3.2 CBの製法 3.3 CBの形態と大きさ
4. 粒子とそれを形成している微細構造
4.1 粒子径 4.2 ストラクチャー 4.3 粒子表面の性質
5. 粒子表面の改質とその性質
5.1 粒子表面の改質 (後処理) 5.2 表面改質による物性変化
6. CB特性と光学適性との一般的関係
7. トナー用CBに要求される特性
7.1 光学的性質 7.2 帯電制御特性
7.3 CBの分散 7.3.1 粉砕法
2節 トナーバインダ
1.電子写真技術の進歩とトナーバインダ
2.トナーバインダの使われかた
2.1 粉砕トナー製造工程 2.2 電子写真システム
3.トナーバインダに求められる機能
3.1 顔料の分散媒体 3.2 粉砕性 3.3 帯電性・帯電安定性
3.4 定着性 3.5 保存安定性
4.トナーバインダの化学組成
4.1 スチレン・アクリル系樹脂 4.2 ポリエステル系樹脂
4.3 その他
3節 トナーカートリッジ用軸受け
1.軸受の種類と使い分け
2.転がり軸受
3.焼結含油軸受
4.樹脂軸受
4節 電荷制御剤
1.電荷制御剤と帯電
1.1 CCAとトナーの帯電性
1.1.1 トナー中におけるCCAの分散状態とトナー帯電量との関係
1.1.2 CCAの化学構造または諸物性とトナー帯電量との関係
1.1.3 その他
1.2 二成分現像剤の帯電
1.2.1 速度論的モデル 1.2.2 本速度論モデルと表面状態理論モデルとの比較24a)
5節 外添剤
1.無機微粒子の製法と種類
2.粒径
3.純度 4.表面処理6)
5.疎水性の評価
6.トナーの外添剤としての応用
6.1分散性 6.2帯電性9) 6.3流動性
第5章 トナー技術における分析・評価
1節 トナーの粒径測定・形態観察
2節 トナー構成材料の組成分析
(1)バインダー樹脂、ワックス、苛電制御剤(CCA)、外添剤の分析
(2)色材(顔料)の分析
(3)トナー分解ガスの分析
3節 粉砕トナーと重合トナーの帯電特性の比較
1.トナー帯電・測定実験
2.測定結果
3.粉砕トナーと重合トナーの比電荷量のトナー濃度依存性に関する考察
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