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顔料の分散安定化と評価ノウハウ

4月開催 化学系セミナー  更新日:2010年03月03日
 セミナー番号【004216】 4/21 講師3名
★分散の均一化・安定化の必須ポイントとは?目的に応じた最適手法を得る!!

顔料の分散安定化と評価ノウハウ


-分散メカニズム、表面改質、分散剤の選択、ゼータ電位測定のコツ-

講 師 第1部 :東洋インキ製造(株) 知的財産部 企画グループ 石橋 正 氏

第2部 : 共栄社化学(株) 塗料添加剤事業部 研究部 部長 衣川 雅之 氏

第3部 : 大塚電子(株) 医用・分析機器事業部 営業技術グループ 部長 西田 裕文 氏

 
日 時 平成22年4月21日(水)10:30~16:00 

会 場 [東京・王子]北とぴあ 7F 第2研修室A
 
聴講料 1名につき 52,500円(消費税込,昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき42,000円〕

 
 
 
プログラム
 
【10:30-12:00】

1.顔料における表面改質および分散手法選定・長期安定化技術

東洋インキ製造(株) 石橋 正 氏

【講演要旨】
 塗料や印刷インキの最も基本的な機能は意匠性で、意匠性付与の素材として顔料が使われることが多い。着色力や鮮明性など顔料本来の性能を発揮し、良好な塗膜や印刷被膜を得るには、顔料粒子をできるだけ微細・均一かつ安定な状態でビヒクル(樹脂、溶剤および添加剤の混合物)中に分散させることが必要になる。したがって、顔料分散には、顔料だけでなくビヒクルの組成や性質に関する情報、顔料とビヒクルの界面化学および分散機の効率やメカニズムなどの広範囲の知識が要求される。ここでは、塗料や印刷インキに必要と思われる基本的な考え方、手法や最近の特許例を解説する。

【講演項目】
1. 顔料分散について、出願特許からの分類

2. 顔料分散技術の用途について

3. 顔料分散体の代表的な組成について

4. 顔料分散性と機能との関係

5. 顔料の製造工程と分散プロセス
 5-1. 顔料分散に影響を与える因子、顔料粒子の特性

6. 顔料の表面処理
 6-1. 誘導体処理、ロジン処理、界面活性剤処理

7. 機械的分散
 7-1. 分散機械の分類、主な顔料分散設備と特徴

8. 最近の技術紹介

【質疑応答】

 


【12:45-14:15】

2.顔料分散剤の種類とその使用例


共栄社化学(株) 衣川 雅之 氏

【ご専門】   高分子合成(ポリアクリル系、ポリエステル系)

【略歴】
昭和63年~平成12年  某化学系企業:ポリエステルの 合成に関わる開発
                《液晶ポリマー、ポリアリレート、(共重合)PET、
                アクリレートのアニオンリビング重合》
平成12年~平成14年  共栄社化学:アクリレートモノマー&オリゴマーの開発
平成14~          共栄社化学 :塗料添加剤関連の開発

【講演趣旨】
 顔料分散剤は、塗料の製造時に必要となる重要製造助剤です。これが無いと、せっかく機械的な分散で種々の顔料を分散しても、その後に、再凝集や沈降によって、設計した塗膜にならないことが多くあります。
  そこで、今回 紹介させていただく顔料分散剤が必要になります。顔料分散剤の種類には、大きく分けて、①湿潤剤、②顔料分散剤、③色別れ防止剤があります。本講演では、これらの違い(特徴)や、機能発現のメカニズムを基礎的に解説します。

【講演項目】
1. 顔料分散工程
 1-2. 工程について
 1-3. 添加剤の必要性

2. 顔料分散剤
 2-1. 湿潤剤
  2-1-1. 使用目的
  2-1-2. 構造例
  2-1-3. 使用例
 2-2. 分散剤
  2-2-1. 使用目的
  2-2-2. 構造例
  2-2-3. 使用例
 2-3. 色別れ防止剤
  2-3-1. 使用目的
  2-3-2. 構造例
  2-3-3. 使用例

3. 顔料分散剤選択の方法
 3-1. 着目点
 3-2. その例

【質疑応答】

 


【14:30-16:00】

3.ゼータ電位測定による顔料の分散安定性評価

大塚電子(株) 中村 彰一 氏

【略歴】
1979年   関西大学大学院工学研究科前期課程終了
同年      大塚電子㈱ 入社 光散乱測定装置の開発に従事
以後、光散乱測定装置におけるアプリケーション測定に携わり、現在にいたる。    

【著書】
第3版「現代界面コロイド化学の基礎」原理・応用・測定ソリューション
                          (日本化学会編)分担執筆 
2009.4シリカ微粒子の特性と表面改質および分散・凝集の制御
                     (技術情報協会)分担執筆2009.7

【講演要旨】
 顔料を液中に分散させる場合、分散性向上のため、種々の分散剤が用いられる。その安定化のメカニズムは表面電荷による静電的反発力によるものと分子鎖同士の立体障害効果によるものに区別される。それらの安定性評価のためにゼータ電位測定がよく行なわれている。本講演では、表面電荷の評価を行なう際に重要な指標となるゼータ電位について、分散安定性との関係や測定方法および顔料の測定例について紹介する。

【講演項目】
1. ゼータ電位と分散安定性
 1-1. ゼータ電位とは
 1-2. DLVO理論
 1-3. 臨界凝集濃度

2. ゼータ電位の測定方法
 2-1. 界面動電現象
 2-2. 粒子の移動速度とゼータ電位の関係
 2-3. 電気泳動の測定
 2-4. 電気浸透流

3. 顔料のゼータ電位測定例
 3-1. 濃度およびpH依存性
 3-2. 各種分散剤の効果
 3.2.1 無機電解質 
 3.2.2 陰イオン界面活性剤
 3.2.3 陽イオン界面活性剤
 3.2.4 陰イオン性高分子電解質
 3.2.5 非イオン性高分子

【質疑応答】