講 師
第1部 :東亞合成(株) 材料研究所 研究所長代理 杉浦 晃治 氏
第2部 :ダイワボウノイ(株) 衣料製品部 機能製品課 主任部員 檜垣 誠吾 氏
第3部 :東洋紡績(株) 機能材開発研究所 AC開発グループ 部長 博士(工学) 林 敏昭 氏
第4部 :千葉大学 工学研究科 准教授 博士(工学) 魯 云 氏
第5部 :日清紡ホールディングス(株) 新規事業開発本部 新規事業開発室 ガイアコットグループ 開発担当 工学博士 井上 裕司 氏
第6部 :岐阜市立女子短期大学 生活デザイン学科 助教 博士(工学) 森島 美佳 氏
日 時 平成21年9月28日(月) 10:30-16:30、 29日(火) 10:00-16:00
会 場 [東京・五反田] ゆうぽうと 5F たちばな
聴講料 1名につき 63,000円(消費税込、昼食【両日とも】・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき52,500円〕
プログラム
【28日 10:30-12:10】
1.機能性薬剤による繊維・不織布への機能性付与
東亞合成(株) 新材料研究所 研究所長代理 杉浦 晃治 氏
≪ご専門≫ 抗菌剤
【習得できる知識】
抗菌剤、防黴剤、抗ウイルス剤、消臭剤、抗アレルゲン剤の概要と高機能化加工方法や各種評価方法
【講座の趣旨】
マスクやフィルターに使用する繊維、不織布には、高機能化による差別化が欠かせない。繊維、不織布に応用可能な機能性薬剤の特性や効果、開発動向にを解説する。
1.高機能化について
2.高機能化製品の開発動向
2-1 各種高機能化剤メーカー 、製品動向
2-2 業界動向
2-3 特許動向
3.高機能化剤
3-1 抗菌剤
3-2 防黴剤
3-3 抗ウイルス剤
3-4 消臭剤
3-5 抗アレルゲン剤
4.高機能化加工と評価
4-1 練り込み加工
4-2 塗布加工
4-3 耐久性
4-4 各種高機能化評価に関する規格
4-5 各種高機能化評価方法の概要と実例
【質疑応答】
【12:55-14:35】
2.インフルエンザ対策マスクへのウイルス捕捉機能・抗菌性付与
ダイワボウノイ(株) 衣料製品部 機能製品課 主任部員 檜垣 誠吾 氏
≪ご専門≫ 高分子化学
【習得できる知識】
マスクの実態とその効果、今後の方向性
【講座の趣旨】
新型インフルエンザウイルスA(H1N1)の登場によって、パンデミック状態が現実のものとなりマスクに対する期待が大きくなっている。しかし、実際のマスクはそのようには作られていない。マスクの現状と今後の可能性について話をしたい
1.インフルエンザウイルスの特徴
2.新型インフルエンザとは
3.マスクの定義
4.アレルキャッチャーマスクの特徴
5.マスクに求められるもの
6.その他
【質疑応答】
【14:50-16:30】
3.繊維層フィルターのエレクトレット化と粒子濾過特性および応用展開事例
東洋紡績(株) 機能材開発研究所 AC開発グループ 部長 博士(工学) 林 敏昭 氏
≪ご専門≫ 分離工学(集塵,吸着)
【習得できる知識】
繊維層フィルターおよびエレクトレットフィルターの濾過機構,用途に応じたエレクトレットフィルターの選定の仕方
【講座の趣旨】
空気中の粒子物質の分離除去には繊維層フィルターが幅広く使用されている。本講演では、繊維層フィルターの濾過原理およびエレクトレット化の効果や、現在、工業化されているエレクトレットフィルターの濾過特性について解説するとともに、マスクをはじめとする応用事例を紹介する。
1.粒子の特性
1-1 大気中の浮遊粒子
1-2 粒子の特性と分離技術
2.繊維層フィルター
2-1 フィルターの分類
2-2 繊維層フィルターの分類と特徴
2-3 繊維層フィルターの濾過原理
2-4 繊維層フィルターの物性と濾過性能
3.エレクトレットフィルター
3-1 エレクトレットフィルターとは
3-2 エレクトレットフィルターの粒子捕集機構
3-3 エレクトレット化の効果
3-4 エレクトレットの定義と分極方法
4.エレクトレットフィルターの粒子濾過特性
4-1 エレクトレットフィルターの特徴
4-2 エレクトレットフィルターの性能
5.マスクへの応用
5-1 防じんマスク
5-2 サージカルマスク
6.その他への応用事例
【質疑応答】
【29日 10:00-11:40】
4.メカニカルコーティング法による複合光触媒の成膜技術とその応用
千葉大学 工学研究科 准教授 博士(工学) 魯 云 氏
≪ご専門≫ 材料科学
【習得できる知識】
光触媒の現状と展開、触媒と光触媒の基礎、光触媒の課題と動き、機械的成膜の技術とその評価、複合光触媒の成膜
【講座の趣旨】
まず、環境浄化機能材料としての光触媒について研究開発や応用などの現状と展開を紹介する。触媒と光触媒の作用を要約するとともに、光触媒の機能とその課題などを述べる。続いて、新しい成膜法のメカニカルコーティング法についてこの技術の背景と発想を紹介して作製した薄膜の特徴とその評価を述べる。また、TiO2/Ti複合光触媒薄膜の作製と環境浄化への試みを紹介する。
1.環境浄化機能材料としての光触媒の現状と展開
1-1 広がる光触媒の応用
1-2 光触媒の関連産業と市場の展開
1-3 光触媒の技術開発
1-4 光触媒の展開
2.光触媒基礎のおさらい
2-1 化学反応と触媒
2-2 触媒の機能と反応過程
2-3 光触媒の作用
2-4 光触媒の環境浄化機能
2-5 光触媒の課題と動き
3.メカニカルコーティング法
3-1 背景と発想
3-2 この技術による金属成膜
3-3 電気抵抗による球殻状金属薄膜の解析
3-4 その他の機械的成膜法
4.複合光触媒薄膜の作製
4-1 作製したTiO2/Ti複合光触媒薄膜
4-2 複合光触媒薄膜の機能評価
4-3 環境浄化への試み
5.関連資料
【質疑応答】
【12:25-14:05】
5.金属ゼオライトを用いた繊維への抗菌性・消臭性の付与
日清紡ホールディングス(株) 新規事業開発本部 新規事業開発室 ガイアコットグループ 開発担当 工学博士 井上 裕司 氏
≪ご専門≫ 物理化学、分光学、繊維材料
【習得できる知識】
抗菌繊維材料、抗菌性能の評価について
1.抗菌製品とその市場
1-1 抗菌製品の例
1-2 インフルエンザ対策について
1-3 食中毒の発生状況
2.抗菌素材「ガイアコット」紹介
2-1 ゼオライトとは
2-2 ガイアコットについて
2-3 ガイアコットの基礎物性
3.抗菌試験例
3-1 JIS抗菌試験
3-2 ガイアコットの抗菌性能
3-3 マスク製品における抗菌試験
3-4 鳥インフルエンザウイルスに関する抗菌試験
3-5 実フィールドを想定した抗菌試験
4.ガイアコットの安全性
4-1 金属イオンの抗菌力
4-2 抗菌用途における金属イオンの適性
4-3 ガイアコットの安全性
5.用途開発と今後
【質疑応答】
【14:20-16:00】
6.マスクのデザインがフィット性に及ぼす影響
岐阜市立女子短期大学 生活デザイン学科 助教 博士(工学) 森島 美佳 氏
≪ご専門≫ 繊維機能設計工学・感性工学
【習得できる知識】
衛生用マスクに対する使用者の意識およびフィット性能、フィット感の考え方
【講座の趣旨】
衛生用マスクについて、使用者の意識調査の結果を報告する。また、現在市販されている衛生用マスクの改善点を明らかにするために、その実験手法と結果について簡明に紹介する。さらに、マスクデザインの観点から、フィット性について述べる。
1.衛生用マスクの問題点
1-1 衛生用マスクに対する意識調査
1-2 衛生用マスクの着用率
1-3 衛生用マスクの問題点
1-4 衛生用マスクの嗜好性
2.衛生用マスク着用時におけるフィット性能
2-1 フィット性能の計測
2-2 マスクと顔面のフィット性能
2-3 フィット性能についてのデザイン比較
3. 衛生用マスクのフィット感
3-1 フィット感の計測
3-2 マスクと顔面のフィット性能
3-3 フィット感についてのデザイン比較
4.衛生用マスクのフィット性
4-1 フィット性能とフィット感との相関性
4-2 フィット性のデザイン比較
5.衛生用マスクの用途展開
【質疑応答】