講師
【1部】クレコンリサーチアンドコンサルティング(株) 医療アセスメント研究部 部長 小林 慎 氏
【2部】オフィス・メディサーチ 代表 松原 喜代吉 氏 (元グラクソ・スミスクライン(株)渉外部渉外課長)
日時 平成21年7月27日(月)13:00~16:30
28日(火)10:30~16:00 【2日間講座】
会場 [東京・王子] 北とぴあ 9階 902会議室
聴講料 1名につき63,000円 (消費税込、資料・2日目昼食付)
〔1社2名以上同時申込の場合 1名につき52,500円〕
プログラム
1日目 (13:00~16:30)
【1部】薬剤経済学から考える薬価設定のポイント
-新薬の価値をいかに定量化するか-
クレコンリサーチアンドコンサルティング(株) 医療アセスメント研究部 部長 小林 慎 氏
●学会・協会でのご活動等
国際医薬経済・アウトカム研究学会(ISPOR)
日本部会理事 DPCマネジメント研究会理事
【講座趣旨】
薬価制度改革の争点のひとつは、新薬の価値をどのように評価するかにあるが、「価値に見合った価格」の評価は、薬価交渉だけでなくマーケティング上 も極めて重要である。しかし医薬品の「価値」とは何なのだろうか。またそれは定量化して薬価決定に結び付けることができるものなのだろうか。薬剤経済学 は、医薬品の価値に基づき、その医薬品の費用対効果を評価し、医薬品の価格が価値に見合ったものであるかどうかの評価を行う。本講演では、「価値 に見合った価格付け」に対する薬剤経済学の応用について、事例を交えて概説する。
【講座内容】
1.医療費問題の根本~なぜ医療費削減が求められるのか
2.医薬品の価値の定義
(1)医療の価値を決めるもの
(2)質調整生存年(QALYs)
3.価値に見合った価格とは何か
(1)薬剤経済学における費用と効果の考え方
(2)費用対効果の考え方
1)新薬により総費用を削減できる場合
2)新薬により総費用が増加してしまう場合
(3)不確実性の評価
4.新薬の価値を高める情報
(1)疾病負担分析
(2)予算影響分析
(3)コンジョイント分析
(4)病院経営シミュレーション
(5)予後予測シミュレーション
5.事例紹介
【質疑応答】
2日目(10:30~16:00)
【2部】欧米主要国の医療・薬価制度の最新動向と価格・上市戦略のポイント
オフィス・メディサーチ 代表 松原 喜代吉 氏 (元グラクソ・スミスクライン(株)渉外部渉外課長)
【講演主旨】
イギリスのPPRS制度、ドイツの参照価格制度、フランスのASMR、アメリカの自由価格制など、欧米主要国においては、それぞれ特徴的な薬価基準制 度が運用されている。当セミナーでは、欧米主要国の医療制度・薬価基準制度の概要と最新の動向、新薬の薬価算定プロセス、後発品の使用実態と 使用促進策などについて分かりやすく解説する。また、医療費削減を目的とした薬剤費抑制策、薬剤経済評価の進展、並行輸入拡大などを踏まえて、 欧米主要国における価格・上市戦略の基本的な考え方とその具体的な進め方について提言する。
【講演内容】
1.イギリス
・イギリスの医療・医薬品事情
・許容利益範囲内での自由価格制度~PPRS制度(医薬品価格規制)~
・NICEによる経済的評価の現状
・後発品の使用状況と後発品使用促進策
・最近の動向(新PPRS制度と法定薬価規制制度など)
2.ドイツ
・ドイツの医療・医薬品事情
・新薬は自由価格、特許切れは参照価格制
・後発品の使用状況と後発品使用促進策
・最近の動向(参照価格の拡大、薬剤給付における経済性法AVWGの施行など)
3.フランス
・フランスの医療・医薬品事情
・公定薬価制度~SMRとASMR~
・新薬の薬価届出制と参照価格制度(TFR)
・後発品の使用状況と後発品使用促進策
・最近の動向(HAS:高等保健衛生機構による薬剤経済性評価など)
4.アメリカ
・アメリカの医療・医薬品事情
・市場メカニズム下での自由価格制~新薬と特許切れ製品の価格設定の実際~
・民間保険、メディケア、メディケイドにおける具体的価格決定プロセス
・マネージドケアと製薬企業の対応
・ジェネリックの現状とジェネリック使用促進策
・特許切れ医薬品の売上トレンドと先発メーカーの基本的な戦略
・最近の動向
(メディケアの外来薬剤給付導入とその後の状況、オバマ新政権下での医療制度改革など)
5.欧米主要国における価格決定・上市戦略のポイント
6.価格・上市戦略の基本的な考え方とその具体的な進め方
【質疑応答】