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カーボンブラックにおける表面改質・処理と混練分散技術

6月開催 化学系セミナー  更新日:2008年05月08日
 セミナー番号【806224】 6/23講師4名
★ 酸化・グラフト化処理、ぬれ性と分散制御・・・
樹脂中や溶媒中へ均一に分散させるテクニックとは?

★ 凝集力の強いCBの構造、特性、分散コントロールと分散評価・・
基礎から応用展開まで完全網羅!!

カーボンブラックにおける表面改質・処理と混練分散技術


講 師

Ⅰ: キャボットジャパン(株) 千葉テクニカルセンター マネージャー 駒井 泰美 氏


Ⅱ: 東海カーボン(株) 開発戦略本部 富士研究所 第二研究室 研究員 桐野 智明 氏

Ⅲ: 新潟工科大学 環境科学科 教授 学術博士 藤木 一浩 氏 (元・花王(株))


Ⅳ: 旭カーボン(株) 研究開発部 専門部員 朝妻 敬治 氏


日 時 平成20年 6月23日(月) 10:00~17:15

会 場 [東京・大井町] きゅりあん 4F 第2特別講習室

聴講料 1名につき 63,000円 <消費税込み、昼食・資料付き>
〔★1社2名以上同時申込の場合,1名につき 52,500円〕


プログラム
(10:00~11:30)

Ⅰ.カーボンブラックの構造と特性、その機能について

キャボットジャパン(株) 千葉テクニカルセンター マネージャー 駒井 泰美 氏

≪ご専門≫ 高分子工学


【ご略歴】

1987年 東京農工大学高分子工学科卒業、 同年 昭和電工株式会社入社、同年 昭和キャボット株式会社出向(現キャボットジャパン株式会社)、現在に至る。


【習得できる知識】

カーボンブラックの基礎知識 ゴム配合におけるカーボンブラックの選定


【講座趣旨】

 カーボンブラックは、ゴムの補強剤、黒色の着色剤、導電性フィラーなどで利用されている。本講演では、カーボンブラックの構造や特性、また、ゴム材料として用いられた時の機能について解説する。


1.カーボンブラックの構造

2.カーボンブラックの基本特性
  2-1. 粒子の大きさ
  2-2. 凝集体の大きさ
  2-3. 化学的、表面性状

3.ゴム材料としての機能
  3-1. 加工
  3-2. 補強性
  3-3. その他の物性

[質疑応答・名刺交換・個別相談]



(12:15~13:45)

Ⅱ.カーボンブラックの表面処理、電子ペーパー用途への応用

東海カーボン(株) 開発戦略本部 富士研究所 第二研究室 研究員 桐野 智明 氏

≪ご専門≫ カーボンブラックの表面改質、分散技術、評価


【ご略歴】

2004年4月 東海カーボン株式会社 入社
2004~2006年 電子ペーパー用カーボンブラック顔料の開発
2006~現在 インクジェット用カーボンブラックの開発 


【講座趣旨】

 色材などとして広く使用されているカーボンブラックの特性紹介を始め、表面処理による非水溶媒に対する分散技術を紹介する。また、表面処理カーボンブラックの実応用例として、電子ペーパー用途などへの展開について言及し、カーボンブラック表面処理技術に関する現在の問題点及び今後の課題について展望する。


【習得できる知識】

カーボンブラックの特性、表面処理技術及び分散技術、各用途への応用展開の可能性


1.カーボンブラックについて
  ⇒ 種類
  ⇒ 原料、製法など
  ⇒ 東海カーボン製品の紹介

2.カーボンブラックの基本特性
  ⇒ 三大特性(一次粒子径、ストラクチャー、表面性状)

3.カーボンブラックの表面処理
  ⇒ 酸化処理(液相、気相)
  ⇒ ジアゾニウム処理
  ⇒ グラフト処理(低分子、高分子)

4.分散
  ⇒ 分散技術
  ⇒ 分散状態の分析

5.電子ペーパー
  ⇒ 電子ペーパーの種類
  ⇒ イーインク品の説明
  ⇒ マイクロカプセル型の必要特性(応答性、メモリー性、駆動性)
  ⇒ 問題点と今後の課題

6.応用展開
 ⇒ 液体トナー、ブラックマトリックスなど

7.まとめ


[質疑応答・名刺交換・個別相談]



(14:00~15:30)

Ⅲ.グラフト化によるカーボンブラックの表面改質、分散性向上技術

新潟工科大学 環境科学科 教授 学術博士 藤木 一浩 氏 (元・花王(株))

≪ご専門≫ 機能性高分子材料、無機/有機複合材料


【ご略歴】

昭和60年3月 新潟大学工学部応用化学科卒業
昭和62年3月 新潟大学大学院工学研究科応用化学専攻修了
平成 3年3月 新潟大学大学院自然科学研究科生産科学専攻博士課程修了
平成 3年4月 花王株式会社和歌山研究所に勤務
平成 5年1月 上越教育大学助手
平成17年4月 上越教育大学助教授
平成20年4月より現職 


【講座趣旨】

 ナノテクノロジーの進展に伴って、カーボンブラックもナノ粒子の一つという側面に、最近あらためて関心が集まっている。しかしながら、多くのナノ粒子は凝集性が強く、均一分散させるには多大な労力が必要とされる。カーボンブラックも例外ではなく、樹脂中や溶媒中へ均一に分散させるには、その表面改質が重要な課題の一つとされている。本講演では、カーボンブラックを主体に、カーボンナノチューブ等のナノカーボン材料にも触れながら、ポリマーの表面グラフト化反応について主な手法を解説するとともに、表面グラフト化による分散性の制御について紹介する。


【習得できる知識】

・ ナノ粒子表面へのポリマーのグラフト化反応の具体例
・ 表面グラフト化によるナノ粒子の分散性制御
・ ポリマーグラフト化カーボンブラックの特性


1.はじめに
  1-1. グラフト化とは?
  1-2. なぜグラフト化?- ポリマーグラフト化カーボンブラックの特徴

2.表面グラフト化の手法? ナノ粒子表面にポリマーの毛を生やす?
  2-1. 粒子表面からのグラフト鎖の成長(育毛法)
  2-2. 粒子表面へのポリマー鎖の結合(植毛法)
  2-3. 粒子表面への分岐ポリマーのグラフト化

3.グラフト反応点としてのカーボンブラックの縮合芳香族環
  3-1. ラジカル捕捉能の利用
  3-2. 配位子交換反応の利用

4.環境負荷の少ないグラフト化反応

5.ポリマーグラフト化ナノ粒子の分散性
  5-1. 表面ぬれ性の制御
  5-2. グラフト鎖による分散性制御

6.おわりに
  6-1. ポリマーグラフト化カーボンブラックの特性
  6-2. 機能を持ったナノ粒子


[質疑応答・名刺交換・個別相談]



(15:45~17:15)

Ⅳ.カーボンブラックにおける混練、分散技術とその評価

旭カーボン(株) 研究開発部 専門部員 朝妻 敬治 氏


1.充填剤としてのカーボンブラックについて

2.カーボンブラックの混練機の種類と特徴
  2-1. オープンロール
  2-2. 密閉型二軸混合器

3.密閉型二軸混合機における混練機構
  3-1. Palmgrenのモデルと混練過程の可視化
  3-2. 密閉型混練機のトルク-時間曲線

4.カーボンブラックの分散メカニズム
  4-1. 第2ピーク以後のカーボンブラックアグロマレートの崩壊と分散過程
  4-2. アグロマテート崩壊に対する2つの説

5.カーボンブラックの物理化学特性と分散機構の関係
  5-1. BIT(Black Incorporation Time)とカーボンブラックストラクチャーの関係
  5-2. 分散速度とカーボンブラックの比表面積、ストラクチャーの関係

6.カーボンブラックの分散度の評価
  6-1. マクロ分散とミクロ分散
  6-2. カーボンブラックの分散度測定方法

7.カーボンブラックの分散状態とゴム特性
  7-1. 混練り時間と分散状態、ゴム物性
  7-2. 分散状態とゴム特性
  7-3. カーボンマスターバッチにおける分散状態とゴム特性


[質疑応答・名刺交換・個別相談]