講 師
1.エスアイアイ・ナノテクノロジー (株) 分析応用技術部 主任 大久保 信明 氏
2.長岡技術科学大学 工学部 化学系 教授 工学博士 五十野 善信 氏
日 時 平成20年6月18日(水)、19日(木) 両日ともに10:30~16:30
会 場 [東京・王子] 北とぴあ 8F 803会議室
聴講料 1名につき63,000円 【消費税込、昼食(2日間)・資料付】
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき52,500円〕
プログラム
18日【10:30~16:30 】
1..高分子材料の熱分析と測定データの生かし方
エスアイアイ・ナノテクノロジー (株) 分析応用技術部 主任 大久保 信明 氏
【習得できる知識】
・分析の目的に適した熱分析技法の選び方
・基本的なデータの方法
・チャートの見方(目のつけどころ)等
【講座の趣旨】
熱分析は高分子分野において、研究開発、生産技術から、品質管理にいたる幅広い分野で利用されており、高分子材料を扱う上で欠かすことのできない重要な分析法となっている。本講では、熱分析の原理・概要を解説するとともに、高分子材料への適用事例を中心に、代表的な応用例を紹介する。
【講座内容】
1.熱分析の概要
1-1 熱分析の定義
1-2 熱分析の種類
1-3 熱分析データの概念
1-4 各種熱分析法の原理
2.高分子材料へのDSCの応用
2-1 ガラス転移
2-2 結晶化
2-3 融解
2-4 熱硬化性樹脂の硬化反応
2-5 熱履歴
2-6 比熱容量
3.高分子材料へのTGの応用
3-1 分解
3-2 ゴム中の添加カーボンブラックの定量
3-3 反応速度論解析
4.高分子材料へのTMAの応用
4-1 膨張率
4-2 ガラス転移
4-3 軟化点
4-5 膨張・収縮の異方性
5.高分子材料へのDMAの応用
5-1 分子量の影響
5-2 架橋密度の影響
5-3 結晶性・結晶形態の影響と結晶化度の違い
5-4 可塑化の影響
5-5 ポリマーブレンドの相溶性
5-6 分子配向の影響
5-7 熱履歴の影響
5-8 複合材料
5-9 熱硬化性樹脂の硬化反応と硬化度の違い
【質疑応答・個別相談】
19日【10:30~16:30 】
2.高分子・ゴム材料粘弾性の測定とその解釈/評価法
長岡技術科学大学 工学部 化学系 教授 工学博士 五十野 善信 氏
【講座の趣旨】
高分子・ゴム材料のレオロジー特性は成形加工と密接に関連しています。 しかし、大学の講義できちんと習ったという方は少ないと思われます。 現場でトラブルがあり、解決策を模索するにしても、何を基準にして良否を 判断すればよいのか苦労するし、本を読んでも分かりにくいことが結構ある と思います。そのあたりを分かりやすく解説します。
【講座内容】
1.粘弾性
1-1 高分子・ゴムの弾性,粘性,粘弾性
1-2 エネルギー弾性とエントロピー弾性
1-3 粘性
1-4 粘弾性
2.応力・ひずみと弾性率・粘度
2-1 応力とひずみ
2-2 変形様式
2-3 さまざまな変形様式でのひずみ,応力,弾性率,粘度
<伸長変形、ずり変形(せん断変形)、
体積変形弾性率、粘度、コンプライアンス、ポアソン比、
さまざまな弾性率間の関係、応力-ひずみ曲線>
3.微小変形下での粘弾性関数
3-1 静的測定法により求められる粘弾性関数と測定法
3-2 動的測定法により求められる粘弾性関数と測定法
4.マスターカーブ
4-1 マスターカーブの意義
4-2 マスターカーブの作り方
5.高分子粘弾性の典型例とその解釈
6.粘弾性パラメーターの分子量依存性
6-1 拡散定数
6-2 粘弾性パラメーター(粘度,定常状態コンプライアンス)
6-3 からみ合い
7.高分子材料の性質とからみ合い
7-1 高分子の化学構造と粘弾性
7-2 超延伸
7-3 脆性破壊と延性破壊
8.大変形下,高速変形下での粘弾性関数と測定法ノウハウ
8-1 ひずみに依存する緩和弾性率
8-2 ひずみ速度に依存する生長粘度
8-3 大変形下,高速変形下での動的弾性率(微分動的弾性率)
9.大変形下,高速変形下での粘弾性と評価
9-1 高速変形下での粘弾性と評価
9-2 大変形下での特性
9-3 実用・応用
【質疑応答・個別相談】