講 師
Ⅰ:古河電気工業(株) 横浜研究所 解析技術センター センター長 加納 義久 氏
Ⅱ:リンテック(株) 技術統括本部 研究所 剥離材料研究室 冨田 大介 氏
Ⅲ:TOMOEGAWA 精密塗工事業部 光学粘着ユニット 開発グループマネージャー 守屋 祐一 氏
Ⅳ:早稲田大学 理工学部 物理学科 准教授 理学博士 山崎 義弘 氏
Ⅴ:日東電工(株) 基幹技術センター 信頼性評価技術部 尾道グループ長 田中 良和 氏
Ⅵ:倉敷紡績(株) エレクトロニクス事業部 システム開発部 企画開発課 課長 成田 裕 氏
日 時 平成20年4月22日(火)10:30~16:00、23日(水)10:30~16:00
会 場 [東京・五反田] ゆうぽうと 5F たちばな
聴講料 1名につき63,000円 (消費税含む,昼食・資料付き)
[1社2名以上同時申込の場合 1名につき52,500円]
プログラム
(22日(火) 10:30~12:00)
Ⅰ.粘着剤の各種パラメータ設計による最適設計
●講師:古河電気工業(株) 加納 義久 氏
【講座趣旨】
接着、粘着に起因するパラメータは多岐に渡る。研究開発の担当者は、SP値や粘弾性のパラメー タにより、所望の特性を示す粘接着剤を最適設計されている。本講では、接着・粘着に起因する各種パラメータを経験則に沿い、実例も含めて、解説する。 本分野で開発に着手する若手研究者に対し有益な講座である。
1.粘着の基礎
1-1 “くっつく”メカニズム
1-2 粘着剤の種類と粘着製品
2.粘着剤の最適設計に起因する各種パラメータ
2-1 結合過程のパラメータ (SP値、表面張力)
2-2 解結合過程のパラメータ (弾性率、粘度、動的粘弾性)
2-3 ポリマーブレンドの相溶性と粘着
3.粘着の先端実例
3-1 ナノテクノロジーによる粘着の物性評価・解析
3-2 IT、エレクトロニクス分野での応用実例
[質疑応答]
(12:45~14:15)
Ⅱ. 剥離材の基礎と剥離材用シリコーンの評価
●講師:リンテック(株) 冨田 大介 氏
<講座趣旨>
粘着製品を扱う際、剥離材の知識は大変有用である。本公演では剥離材の基礎および評価方法について解説する。
1.剥離材の基礎
1-1 剥離剤の分類と特徴
1-2 剥離材の用途および構成
1-3 シリコーンの特徴と製造方法
1-4 シリコーンの架橋反応
1-5 塗工方式の特徴
2.剥離コントロール技術
2-1 ベースポリマー中の官能基量と架橋剤による制御
2-1-1 架橋密度
2-1-2 残存SiH基量
2-2 剥離コントロール剤による制御
2-2-1 軽剥離化添加剤
2-2-2 重剥離化添加剤
3.剥離材用シリコーンの評価方法
3-1 硬化性、密着性
3-2 ポットライフ
3-3 剥離抵抗
3-4 剥離材の表面平滑性
4. 粘着製品の剥離性異常
4-1 粘着製品の重剥離化
4-2 粘着製品の軽剥離化
4-3 外気暴露
5.今後の動向
[質疑応答]
(14:30~16:00)
Ⅲ.PDP前面フィルター用粘着フィルム
●講師:TOMOEGAWA 守屋 祐一 氏
<講座趣旨>
PDP前面フィルターには複数の機能性フィルムが使われています。それらの機能性フィルムは粘着フィルムによって貼り合わされていますが、使用される層によって粘着フィルムに要求される特性は異なります。今回は各層に適した粘着フィルムの特性について説明します。
1.PDPについて
1-1 PDPの構造を簡単に説明します
2.PDP前面フィルターについて
2-1 前面フィルターの構成例について簡単に説明します。
3.PDP前面フィルター用粘着フィルム
3-1 AR/NIRAフィルム用途 NIRAフィルムのNIRA面に使用する粘着フィルム
3-2 EMIメッシュフィルム用途 EMIメッシュフィルムのメッシュ面に使用する粘着フィルム
3-3 ダイレクトフィルター用途 PDPとフィルムフィルターを貼り合せるための粘着フィルム
3-4 その他機能性粘着フィルム 3-5 特定波長を吸収する粘着フィルム
[質疑応答]
(23日(水)10:30~12:00)
Ⅳ.粘着剥離の物理的メカニズムとその解析
●講師:早稲田大学 山崎 義弘 氏
<講座趣旨>
粘着テープの剥離に伴う粘着剤の変形・形態形成を考慮した力学特性に着目し、特にタック・粘着力測定における剥離のメカニズムについて物理学の立場から解説・紹介する。
1.粘着物質の力学物性とその評価
1-1 高分子の粘弾性
1-2 剥離と粘着の三要素(タック・保持力・粘着力)
1-3 粘着特性に関する経験則
2.剥離の物理的メカニズム
2-1 濡れと接着
2-2 プローブタックにおける剥離
2-3 テープ剥離時の応力分布
2-4 テープ剥離における粘着剤の変形・形態形成
[質疑応答]
(12:45~14:15)
Ⅴ.粘着テープにおける粘着性能評価技術
●講師:日東電工(株) 田中 良和 氏
1. 電気・電子粘着製品に求められる要求性能
1-1 粘着テープの機能
1-2 電気・電子粘着製品の分類
2. 再剥離性評価について
2-1 剥離力における剥離角度依存性評価について
(偏光フィルム、ダイシングテープの例)
3. 剥離後の汚染性評価について
3-1 バックグラインドテープの例(ウエハ上汚染)
4. 剥離帯電評価法について
4-1 剥離帯電剤の効果
5. 切断加工性評価法について
[質疑応答]
(14:30~16:00 )
Ⅵ.粘着・剥離剤精密塗工における
泡トラブルと脱泡・撹拌の技術・装置
●講師:倉敷紡績(株) 成田 裕 氏
<講座趣旨>
エレクトロニクス分野の市場成長に伴い光学フィルムとそのコーティング技術開発の進展は著しい。粘着剤のコーティング技術は、ディスプレイ材料・電池・基板・半導体・記録メディアなどさまざまな分野で使用されている。脱泡ニーズが高まるこれら化学業界やディスプレィ材料分野の粘着・剥離剤において、撹拌や脱泡にはどのような方法があるのだろうか?攪拌・脱泡技術の紹介と精密塗工での連続脱泡の事例や装置の適応を紹介する。
1. 精密塗工を取り巻く業界
2. 気泡混入の現状と課題
3.インライン連続脱泡の適応
3-1. 精密塗工における連続送液の脱泡の現状と課題
3-2. 脱泡方式の例と特長
4. インライン連続脱泡装置の原理・特長
4-1. 遠心力による気液分離の原理
4-2. 連続脱泡機の特長と導入メリット
5. 連続脱泡機導入と送液系
5-1. 送液の課題
5-2. 連続脱泡機送液ラインへの導入例
6. 混合・撹拌
7. 遊星攪拌における脱泡の原理と適応例
8. 脱泡評価の計測例
[質疑応答]